平本 亘 Official Blog

関西学院大学 国際学部に通う学生です。大学生でも応募ができる国連ユースボランティア(UNYV)でボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボにある国連人口基金(UNFPA)で活動しています。大学では教育開発を専攻しており、教育×SRHR(性と生殖の健康)という視点で、日本・世界を見ています。

【Gallery/11/07/95】ボスニア内戦のジェノサイドに関する博物館 in サラエボ

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「【Gallery/11/07/95】ボスニア内戦のジェノサイドに関する博物館 in サラエボ」にお越しくださり、ありがとうございます。

ボスニア・ヘルツェゴビナ在住の平本 亘(@follow_me_peace)です。

 

今回の記事では、ボスニア内戦中に行われたジェノサイドをサラエボで学ぶことができる【Gallery/11/07/95】を紹介します。

 

 

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボは、東洋と西洋の文化が混ざり合う街として世界的に観光で人気です。

 

その一方で、ボスニア・ヘルツェゴビナではボスニア内戦の過去も忘れることができません。

ボスニア・ヘルツェゴビナの悲しい過去にも目を向けることで、よりボスニア・ヘルツェゴビナについて知れる気がしませんか?

 

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボに訪れた際には、是非足を運んでいただきたいと思います。

 

 

こんな人におススメ

  • サラエボへ訪れる予定のある方
  • ボスニア内戦中のジェノサイドについて知りたい方

 

目次

 

ボスニア内戦中に起こったジェノサイド

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ボスニア・ヘルツェゴビナでは、1992年から1995年にかけてボスニア内戦が行われていました。

当時は、ユーゴスラビアと呼ばれていました。聞きおぼえのある方もいるのではないでしょうか?

 

そのようなボスニア内戦中の1995年7月、ボスニア・ヘルツェゴビナの東部にあるスレブレニツァという街で、第二次世界大戦後 最大となるジェノサイドが起こりました。

当時スレブレニツァで暮らしていた約8700人ものボシュニャック(ムスリム)人が無差に殺害されるという悲劇でした。

 

スレブレニツァは、1993年に国連によって非武装地域(安全地帯)に指定されていました。

そのためボシュニャック人は、なにも抵抗することができないまま…

 

もっと知りたい方のために

 

ボスニア内戦のジェノサイドを学べる【Gallery/11/07/95】

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今回の記事で紹介する【Gallery/11/07/95】はボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボにあります。

 

ジェノサイドが実際に行われたスレブレニツァへは、サラエボからやく2時間半なので、スレブレニツァまで行く時間がない方は、【Gallery/11/07/95】へ足を運ぶのがいいでしょう。

 

【Gallery/11/07/95】で展示されている内容

【Gallery/11/07/95】では、ボスニア内戦を経験した写真家が、当時の写真を展示しています。

  • スレブレニツァのジェノサイド犠牲者の顔写真
  • ボスニア内戦当時の様子が分かる写真
  • ボスニア内戦にまつわる映像作品

が展示されています。

 

展示されている写真には、頭蓋骨が写されたものなどもあります。苦手な方もいるかもしれません。

 

 

また、展示室の中央部ではボスニア内戦にまつわる映像作品が放映されています。僕が、【Gallery/11/07/95】で一番印象的だと感じたのは、この映像作品でした。

 

映像作品の1つに"In 10 minutes"という作品があります。たった10分でどのようなことが起こるのかを考えさせられる映像です。Gallery/11/07/95に訪れた際は、映像作品にも注目してほしいと思います。

 

Gallery/11/07/95の場所

 

【Gallery/11/07/95】は、サラエボの観光名所であるカトリック教会のすぐ隣にあります。

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Secret Heart Cathedral Church

カトリック教会の右手を進むと

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このような看板があります。

 

この建物の3階に【Gallery/11/07/95】があります。

 

【Gallery/11/07/95】の営業時間と入場料

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【Gallery/11/07/95】の営業時間

【Gallery/11/07/95】は、毎日10:00~18:00まで営業しています。

 

僕は、土曜日の16:00頃に行きました。この時間であれば、比較的空いていて、自由に見学することが可能です。

 

また、オーディオガイドの説明を詳しく聞きながら回ると、2時間程度かかります。

 

写真を簡単に見て回るだけであれば、30分もあれば足りるかもしれません。

 

【Gallery/11/07/95】の入場料

 14歳以上の大人は12KM(≒750円)の入場料がかかりります。また、オーディオガイドは3KM(≒180円)で借りることができます。

 

展示には、特に説明が記載されていないので、オーディオガイドが無ければ写真の背景を理解するのはかなり困難です。

オーディオガイドを借りることをお勧めします。

 

また、オーディオガイドには日本語がありますので安心して借りることができます。

 

【Gallery/11/07/95】に行ってボスニア内戦のジェノサイドを知ろう

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以上、ボスニア内戦中に行われたジェノサイドをサラエボで学ぶことができる【Gallery/11/07/95】を紹介しました。

 

僕はボスニア・ヘルツェゴビナへ来る前に、ボスニア内戦やスレブレニツァでのジェノサイドについてある程度勉強しました。

 

しかし、実際の写真を見たりオーディオガイドの説明を聞いていると、新たに知る出来事もありました。

 

また【Gallery/11/07/95】では、ある一人の人物に焦点をあてて説明される場面もあるので、感情輸入してしまうことも度々でした。

 

つい25年前まで起こっていたボスニア内戦ですので、改めて平和について考える機会となりました。

 

また今度、スレブレニツァにも行ってみようと思います。