国連ユースボランティア(UNYV)の応募スケジュールについて解説
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2019年度国連ユースボランティア(UNYV)派遣生の平本 亘(@follow_me_peace)です。
今回の記事では、日本国内9大学で展開されている国連ユースボランティア(UNYV)の応募スケジュールについて解説していきます。
各大学によって学内での応募スケジュールが多少異なってきますので、今回の記事では私が所属している関西学院大学の例をとって説明していきます。
それでは、国連ユースボランティア(UNYV)の応募スケジュールについて見ていきましょう。
こんな人におススメ
- 国連ユースボランティア(UNYV)に関心のある大学生
- 留学で国際協力を学びたい大学生
目次
- 国連ユースボランティア(UNYV)|応募前
- 国連ユースボランティア(UNYV)|学内選考
- 国連ユースボランティア(UNYV)|国連選考
- 国連ユースボランティア(UNYV)|派遣に至るまで
- 国連ユースボランティア(UNYV)の応募スケジュールについて解説
国連ユースボランティア(UNYV)|応募前
では、順を追って応募スケジュールを解説していきます。
はじめは説明会に参加するところからスタートします。
国連ユースボランティア(UNYV)の説明会(10月序盤)
秋学期が開始し2週間ほどが経った10月の序盤に国連ユースボランティア(UNYV)に関する留学説明会が開催されます。
関西学院大学では、説明会へ出席することが応募の条件になりますので、忘れずに出席してください。
※説明会は2回ほど開催されています。
ちなみに、説明会が開催されている時期に海外留学などしている場合でも、応募は可能です。事務室等に問い合わせてみてください。
国連ユースボランティア(UNYV)|学内選考
説明会への出席を済ませると学内選考に進んでいきます。
学内選考では
- 書類選考(日本語)
- プレゼンテーション&面接選考(英語)
が行われます。
ここでの選考は、学内の選考に必要なだけで、国連に提出したりするものではありませんので、ご安心ください。
オンラインにて出願書類の提出(11月末)
大学へ国連ユースボランティア(UNYV)への出願書類を提出します。私が応募した時は、11月20日頃が応募書類の提出締め切りでした。
記入項目は、基本情報や志望動機といった内容です。
記入は日本語で、かつ内容も基本的な内容ですので1週間ほどあれば準備できると思います。
ただ、書類選考で落ちることもあるので、GPAなどの学業成績はしっかりとっておきましょう!
国連ユースボランティア(UNYV)に関する科目や講義
- 外交政策論
- ボランティア論
- 国際関係論
etc... を履修していることは重要かもしれませんね。
学内選考の鬼門|プレゼンテーション&面接(12月序盤~中旬)
書類選考を通過すると、12月の序盤~中旬に学内選考の鬼門であるプレゼンテーション&面接が実施されます。
国連ユースボランティア(UNYV)学内選考|プレゼンテーション
私が応募した際、プレゼンテーションのテーマは
私がボランティアを通じて貢献できること
でした。
3分程度の短いプレゼンテーションの中で
- 貢献できること
- それを裏付ける過去の経験
をお話しました。
英語でのプレゼンテーションですので、添削や練習が必要になります。早めに準備をするのが良いと思います。
国連ユースボランティア(UNYV)学内選考|面接
学内選考の面接では、英語と日本語の両方で行われます。
聞かれたこととしては、
- 志望動機
- 国連ユースボランティア(UNYV)の活動で貢献できることはどんなことか?(プレゼンテーションの深堀り)
- ボランティア(Volunteerism)とはなにか?
を聞かれました。
関西学院大学以外の派遣生に聞いても、同じような内容を聞かれていました。
このあたりの質問は準備しておいた方がいいですね。
派遣ポストの公開・応募先決定(3月上旬)
面接を通過した学生には、派遣ポストが公開されます。
自分の経験を活用できそうな活動をしている機関を選ぶと良いですね。
国連ユースボランティア(UNYV)帰国報告会(3月中旬)
3月中旬の土日に前年度の国連ユースボランティア(UNYV)帰国報告会が開催されています。
年度によって異なりますが、大阪(関西学院大学)か東京で行われます。
帰国して間もない先輩方の生の声を聞くことができるので、選考の準備にはうってつけです。
- ボランティア(Volunteerism)とは?
- プロフェッショナル(Proffesional)とは?
みたいな話をきくことができました。
国連ユースボランティア(UNYV)|国連選考
見事、学内選考を通過することができました。
ここから、国連による選考が始まります。
国連による選考は
- ロスター登録
- 現地事務所面接
の2つのステップがあります。
順に見ていきましょう。
ロスター登録(3月~5月上旬)
3月頃からロスター登録の準備をしていきます。
ロスター登録は、VMAMと呼ばれる共通の履歴書(CV)に情報を登録していく作業です。
アカウントを作成を作成すれば、VMAMの中身をみることができるので、はやめにチェックすることをおすすめします。
- どのようなスキルを持っているのか
- パソコンスキル(Excel, Power Pointやプログラミングなど)
- 言語スキル(英語は必須)
- SNSの運用スキル
- どのような経験をしてきたのか
- ボランティアの経験
- 学業経験
- インターンシップの経験
などなどを登録していきます。
上記で挙げたスキルがいかに充実しているのかが重要です。
また、ロスターに書いている内容を基に現地事務所との面接が行われます。
言葉で説明できるようにしておくといいですね。
ロスター登録は、国連ユースボランティア(UNYV)に派遣された先輩方や先生方にアドバイスをもらいながら、何度も書き直していくことが重要です。
プラス、ネイティブチェックは絶対に必要です。英語の先生や留学生の友人にチェックしてもらってください。
現地事務所面接(6月中)
ロスター登録をもとに現地事務所とSKYPE面接を行います。この面接を通じて、合否が決定します。
(※面接を受けた全員が落ちるということも当然あり得ます。)
一緒に働くことになる上司から、以下の質問のような質問をされました。
- 志望動機
- DOA(Description of Assignment)は理解しているか?
- Communicationsはなにか分かる?(私のJob TitleがCommunicationsだったため)
- ボランティア経験について説明
- ボスニア・ヘルツェゴビナ(私の派遣国)には来たことあるか?
- ヨーロッパには来たことあるか?
- 質問はあるか?
話しやすい雰囲気で面接は進んでいきました。
ただ、SKYPE面接は日本語でも難しいな~と感じたので、画面を通じて面接練習をしておくことをおすすめします。
国連ユースボランティア(UNYV)|派遣に至るまで
SKYPE面接から1週間ほどして、国連ボランティア計画(UNV)から合格通知が届きました。
合格が決定してから、派遣に至るまでは書類の提出や事前勉強会が実施されます。
東京と大阪で行われる事前学習会では、国連ユースボランティア(UNYV)への派遣が決定した9大学の学生と顔合わせします。
派遣前から会う回数は多くはありませんでしたが、派遣中に相談したり、お土産交換したりして今でも親交が続いています。
国連ユースボランティア(UNYV)の応募スケジュールについて解説
以上、国連ユースボランティア(UNYV)の応募スケジュールを解説しました。
応募をしてから派遣まで約1年かかり、準備は大変です。
しかし、学びの深い留学プログラムになりますので、是非挑戦してほしいと思います。
各選考過程のコツなんかも投稿、書いていますので、是非ご一読ください。