東洋大学から国連ユースボランティア(UNYV) に応募した大学生を紹介します。(馬場 絵里加)
みなさん、こんにちは。平本 亘(@follow_me_peace)です。
僕は、この記事を書いている2019年現在、関西学院大学から国連ユースボランティア(UNYV)として、ボスニア・ヘルツェゴヴィナに派遣されています。
今回の記事では、東洋大学からどんな大学生が国連ユースボランティア(UNYV)に派遣されているのかを紹介します。
とは、僕が紹介しても、うまく伝わらないので、本人に記事を書いてもらいました。是非、お楽しみください。
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目次
- 自己紹介
- 派遣国と派遣機関の説明
- 国連ユースボランティア(UNYV)に応募した理由
- 国連ユースボランティア(UNYV)での経験をどのように活かしたいか
- 国連ユースボランティア(UNYV)を目指す方へのメッセージ
自己紹介
はじめまして、こんにちは。
東洋大学 国際観光学科 4年の馬場絵里加(Erika Baba)です。
東洋大学での専攻
国際観光学はあまり馴染みのない方もいらっしゃるかと思います。
最近よく聞く
- インバウンド
- 訪日旅行
- まちづくり
- 東京オリンピック
のような大型国際イベントなど、様々な観点から観光産業と人々との関わりについて学ぶことができます。
また他の学科に比べてユニークで実践的な講義が多く、つまらないなぁと思うこともなく自分の興味を深めることができました。
長期休みの過ごし方
大学の長期休みには、趣味である旅行をしたり、海外研修プログラムに参加しました。大学、内閣府やNPOが主催するプログラムだったので、参加するたびに新しい仲間に出会い、多様な経験や考え方を知ることができました!
ただ、留学などの経験はないので、今回が初めての海外での長期滞在になります。
派遣国と派遣機関の説明
私は現在、国連ユースボランティア(UNYV)として、ラオスのUN-HABITATという機関に派遣されています。
派遣国について
ラオスにいったい何があるというんですか?
村上春樹さんの紀行文集のタイトルからも分かるように、確かに資源に乏しく、観光地としての知名度も高くありません。
また、内陸国であり、日用品などは輸入品に頼って生活していることもあり、物価は東南アジアの国々と比較しても高いと感じることが多いです。
ラオスはLDC(後発開発途上国)に分類されており、2024年までにLDCから脱却することを目指して開発を進めているところです。街中でも建設途中の建物がいたるところで見られます。
公用語はラオス語で、口癖は「ボーペンニャン」。
大丈夫、気にしないで、どういたしまして、などの意味を持つ言葉で、ラオス人ののんびりとした国民性を表してるともいわれています。言葉の響きがかわいいですよね~
派遣機関について
UN-HABITAT(United Nations Human Settlements Programme:国際連合人間居住計画)は、持続可能なまちづくりを促進し、すべての人々が適切な住まいを得ることのできる世界の実現を目指していて、世界の都市化と居住に関する問題に取り組む国際機関です。
ラオスには洪水による被害を受けやすい地域がいくつかあり、災害により住居を失ってしまった人々の支援のためのプロジェクトを行ったりしています。
私の業務は広報やデータ収集などのリサーチです。
派遣されたばかりの頃は、UN-HABITATが行っている数多くのプロジェクトについて把握するだけでも大変でした。
最近はリサーチを依頼される機会も増えましたが、上司が求めている情報は何かを考えて簡潔にまとめるというのが想像以上に難しく、苦戦しているところです、、、
国連ユースボランティア(UNYV)に応募した理由
私が応募した理由は
- UN-HABITATの活動分野に興味があったから
- 大学生のうちに国連で働くことができるのは本当に貴重な機会だから
- 環境を変えて、自分と向き合う機会をつくりたいと思ったから
- 英語を使う機会を増やしたかったから
でも、きっとこれらの理由は応募した時から明確にあったわけではありません。
ただ単に、思い切って何かにチャレンジをしてみたいと思っていただけなのかもしれません。
自分にとって心地のいい環境から一度抜け出して、知らない世界を見てみたい、的な。
人にはっきりと伝えられない想いは、他の人からすると中途半端に見えたりするのだと思います。
だけどそれを恐れて、誰にも伝えずに、何も始めずにその想いをなかったことにすることは、その先にあるはずのたくさんの選択肢を捨ててしまっているような感覚があって嫌でした。なので、とにかく興味があるんだから応募してみようという感じでした。
国連ユースボランティア(UNYV)での経験をどのように活かしたいか
私は卒業後、日本にある民間企業に就職することが決まっています。
就職活動をしていた時から、あーここで働きたい!と思って選考を受けていました。また、その会社で働くことを楽しみにしているので、すぐに進路が変わることはないと思います。
しかし、国連ユースボランティア(UNYV)での経験を通じて感じていることや学んでいることは仕事観に関わることだけではありません。この5か月の経験が自分の選択肢をさらに増やして、可能性を広げるためのプロセスとなるように、日々コツコツと自分のできることを増やしていきたいと思っています。
国連ユースボランティア(UNYV)を目指す方へのメッセージ
将来、国連で働きたいと思っている方にとっては、これ以上ない機会なので、すぐにでも応募してほしいくらいです。
オフィスでは、それぞれの国連職員の
- キャリアの歩み方
- これまでの経験
- 国連という組織に対する考え方
などにも触れることができます。また、自分の将来を改めて考える良い機会になると思います。
ただ、国連ユースボランティア(UNYV)に興味はあるけど、応募を迷っている方もいらっしゃると思います。
- とにかく英語を使ってグローバルに働きたい
- 国連より現場に近い環境で開発に携わりたい
- 途上国支援に興味がある
- いずれは海外の大学院で学んでみたい
- 明確な目標はないけど、なんとなく興味はある
- なにかチャレンジしてみたい
そんな方は、今いる環境でできることから始めてみるのはどうでしょうか。
国連ユースボランティア(UNYV)は素晴らしいプログラムですが、大学生として得ることのできる選択肢の一つです。
身近なことから始めてみて、国連ユースボランティア(UNYV)にチャレンジしたい!と思った時に、その選択ができる状態であればいいと思います。
平本くんがブログで紹介していたように、国連ユースボランティア(UNYV)に応募するためには、ボランティア活動等の経験が必要となります。
例えば、興味のある分野でボランティアをすることで、本来の目的に加えて自分自身についてより深く知ることになりますし、その後国連ユースボランティア(UNYV)に応募すると決めた時の自信にも繋がります。もちろん、その経験をいかして他の道を進むのもいいと思います。
私も国連ユースボランティア(UNYV)として活動しながら、目の前にあるたくさんのチャンスをひとつずつ掴んで、形にしていこうと心がけています。
皆さんにとって、国連ユースボランティア(UNYV)がそのチャンスになると思えたら、ぜひチャレンジしてほしいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
平本が紹介した記事はこちらから
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以上、東洋大学からラオスのUN-Habitatに派遣されている馬場絵里加さんを紹介しました。
国連ユースボランティア(UNYV)に応募する前は、果たして本当にいけるのかどうかわからないことは僕にもありました。
しかし、馬場さんも書いていたように、行くか行かないかに関わらず、行けるように準備をしておくことが大切だなと感じています。
国連ユースボランティア(UNYV)から帰国すると民間企業での就職が決まっている馬場さん。
これからどのように国連ユースボランティア(UNYV)での経験を活かしていくのか楽しみです。
次回もお楽しみに!