平本 亘 Official Blog

関西学院大学 国際学部に通う学生です。大学生でも応募ができる国連ユースボランティア(UNYV)でボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボにある国連人口基金(UNFPA)で活動しています。大学では教育開発を専攻しており、教育×SRHR(性と生殖の健康)という視点で、日本・世界を見ています。

【クラウドファンディング実施報告】ウガンダで生活する孤児に医薬品を届けたい!

【クラウドファンディング実施報告】ウガンダで生活する孤児に医薬品を届けたい!

 

みなさん、こんにちは。平本 亘(@follow_me_peace)です。

 

僕は、2019年の3月に東アフリカのウガンダバックパックで行っていました。

 

そこで、お世話になったSAVOという孤児院に何か恩返しがしたいと考え、2019年の7月末から、ウガンダの孤児院に医薬品を届けるクラウドファンディングを行っていました。

 

クラウドファンディングを開始させた当初から多くの方に協力を頂き、本当に感謝しかありません。

 

今回の記事では、是非応援してくださった皆様にクラウドファンディングの実施報告をさせていただきたいと思います。

 

ウガンダのSAVOより実施報告が送られてきましたので、翻訳しています。

 

 

目次

 

 

ウガンダの孤児院:SAVOについて

ウガンダの孤児院:SAVO

撮影:平本 亘

SAVOは2011年にウガンダのマサカという街で設立されました。

ウガンダ国内の、ストリートチルドレンと呼ばれる立場の弱い子どもたちの生活向上のために

  • 教育支援
  • 生活支援(孤児院・食事・医薬品など)
  • カウンセリング

などを誠心誠意行ってきました。

 

このような活動を行うにあたって、子ども教育サポートをはじめ、経済的・献身的サポートをしてくださる皆様に感謝いたします。

 

僕がウガンダに行った際のことは下記の記事でご覧いただけます。

 

www.wataruhiramoto.com

 

 

SAVOにおける医療プロジェクトに関して

SAVOでの医療プロジェクトは医療費削減を目的に2016年7月よりスタートしました。

些細な病気でさえも通院などを必要とする子どもたちの医療費は、その支援の大きな割合を占めています。

 

2016年のプロジェクトでは、医師と常勤看護師にSAVO Houseに来ていただき、3か月に1回の定期的な健康診断を行いました。

 

このプロジェクトによって、子どもたちの体調の変化にすぐに気づくことができ、生活の質を向上させることに成功しました。

 

しかしながら、このプロジェクトを成功させるために財政的に苦しい経験もしてきました。

それでも、皆様のおかげでSAVO Houseにて子どもたちを支援することができています。

 

 

 

ウガンダで生活する孤児に医薬品を届けたい!

プロジェクトページ

 

2019年7月に始まった日本でのクラウドファンディングプロジェクトウガンダで生活する孤児に医薬品を届けたい!”を通じて、合計で4,153,100 Shs.(127,000円/1円=32.702Shs.)の支援を頂きました。

 

今回のプロジェクトでの目標金額は120,000円であったのにも関わらず、支援総額は、目標金額の127%に充たる153,500円に達しました。

皆さまのご支援に感謝し、頂いた支援金は大切に使用させていただきます。

 

下記にその詳細を掲載しておりますので、ご覧ください。

 

支援金使途詳細

支援金使途

金額 (ウガンダシリング)

金額(日本円)

ウガンダへの送金

4,153,100

127,000

 

医薬品費・その他購入

2,044,700

62,525

 

今後の病院受診・検査のための貯金

1,150,000

35,166

 

今後の医薬品購入のための貯金

958,400

29,307

海外送金手数料

 

3,000

リターン郵送料

 

2,500

雑費(封筒代・他)

 

1,107

Readyfor手数料(支援金額の12%+消費税)

 

19,893

合計

 

153,500

 

1円=32.702Shs

 

購入した医薬品とその他の内訳

  • マラリア
  • 抗生物質
  • 鎮痛薬
  • 咳止め薬
  • インフルエンザ薬
  • 点滴セット(注射器・排管)
  • 絆創
  • その他の薬も含む

 

SAVOより提供

SAVOより提供


 

 

医薬品購入時のレシートのコピー

医薬品購入時のレシート

No.1

医薬品購入時のレシート

No.2




 

クラウドファンディング実施前と実施後の比較

 

クラウドファンディング実施前と実施後の医薬品庫の様子です。

 

クラウドファンディング実施前

 クラウドファンディング実施前、医薬品庫は本当に空っぽでした。

 

僕が、ウガンダに行った3月はちょうど朝に雨が降ることが多い時期で、その後発生する蚊によるマラリアなどで苦しむことがありました。

クラウドファンディング実施前の医薬品庫

クラウドファンディング実施後

しかし、クラウドファンディングを実施したことによって、マラリア対策など重大な病気にかかる前に対策できるようになりました。

クラウドファンディング実施後の医薬品庫

 

最後に

 

SAVOのスタッフ並びに子どもたちを代表して、クラウドファンディングに協力してくださった日本の皆さまに、心より感謝いたします。

 

今回のご支援により、医薬品の備蓄や病院受診や医薬品購入のための貯金ができたことで、今後は子どもたちの病気に早期に対処することが可能となります。

それは、病気悪化の回避や、病気治療費負担の軽減につながり、孤児院の財政を改善することにもなります。

子どもたちが健康に暮らせるよう、日ごろから栄養のある食べ物を提供するといったことも可能にし、よい循環を生むことができるのです。

 

みなさまのご支援は、子どもの命を守り、子どもが健康に暮らすことへの大きな助けになりました。

SAVOはこれからも、支援を必要としている子どもたちのために活動を続けていきますので、子どもたちや私たちの活動を見守っていただければ幸いです。

今後ともSAVOのご支援をよろしくお願いいたします。

 

SAVO看護師

Nabbaale Evalyn