平本 亘 Official Blog

関西学院大学 国際学部に通う学生です。大学生でも応募ができる国連ユースボランティア(UNYV)でボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボにある国連人口基金(UNFPA)で活動しています。大学では教育開発を専攻しており、教育×SRHR(性と生殖の健康)という視点で、日本・世界を見ています。

【日本人でも安心】アフリカ最大のスラム街。キベラスラム見学ツアーに参加しよう。

【日本人でも安心】アフリカ最大のスラム街。キベラスラム見学ツアーに参加しよう。

 

みなさん、こんにちは。

平本 亘(@follow_me_peace)です。

 

今回の記事では、アフリカ最大のスラム街と呼ばれているキベラスラムでのツアー参加を検討している人に向けて、日本人向けに行われている【キベラスラム見学ツアー】を紹介しています。

 

はじめに結論をお伝えしますが、日本人にとって安心できるキベラスラムツアーです。是非、参加してほしいと思います。

 

世界では、10億人以上の人口が【スラム街】と呼ばれる地区で生活していると言われています。今回紹介するキベラスラムはアフリカ最大のスラム街で、約200万もの人々が生活しているそうです。僕も実際にキベラスラムに行ってみましたが、ものすごく大きいです。

 

これからキベラスラムに足を運びたいと考えている人にとって、この記事は有意義になるものと思います。

是非参考にしてください。

 

こんな人におすすめ

  • キベラスラムでのツアー参加を検討している人
  • 日本人向けのスラムツアーを探している人
  • キベラスラムの情報が欲しい人

 

目次

 

ツアーが行われるキベラスラムってどんな所?

キベラスラムの風景

撮影:平本 亘

まずはじめに、ツアーが行われるキベラスラムについて簡単に説明したいと思います。

詳しくは、キベラスラム見学ツアー中に早川さんより説明があります。

※早川さんについては後ほど紹介します。

 

アフリカ最大級と言われるキベラスラムは、世界的に見ても最も古いスラムで、約100年前から存在しているそうです。

 

キベラスラムには約200万人が生活していると言われていおり、その人口はナイロビの 3分の2 近くを占めています。

 

ネットでは世界的に見ても凶悪なスラム街と言わることもあるようですが、キベラスラム見学ツアーでは、常時2名の警備員の方が同行してくださるので安心です。

同行してくださる警備の方々

撮影:平本 亘

 

 キベラスラムにもっと知りたい方は、キベラスラム見学ツアーの中で早川さんに詳しく聞いてみてください!

 

 

日本人でも安心なキベラスラム見学ツアーに参加してみた

撮影:友人

 

ではここからは、僕が実際に参加したキベラスラム見学ツアーについて詳しく書いていきます。

是非、参考にしてください。

 

マゴソスクールを支える会について

今回紹介しているキベラスラム見学ツアーは、マゴソスクールを支える会によって実施されています。

 

ケニア人女性が自宅の一室に孤児を集めて寺子屋を始めたことがきっかけになったマゴソスクール。

そこに、早川 千晶(@chiakihayakawa0)さんという方が参加し大きく発展してきました。

 

現在、マゴソスクールでは600人を超えるこ子どもたちが勉強しています。そんなマゴソスクールを日本から応援しているのがマゴソスクールを支える会です。

magoso.jp

 

僕はそんなマゴソスクールに訪れることが、キベラスラム見学ツアーの大きな目的でした。

 

キベラスラム見学ツアーのスケジュールについて

そんなキベラスラム見学ツアーのスケジュールについて説明していきます。

 

僕は、ケニア到着日とキベラスラム見学ツアーの参加の開催日がかぶっていたので、6:30 a.m.にケニヤッタ国際空港に降り立ち、そのままキベラまで向かうというハードスケジュールでした。

 

8:45 a.m. 待ち合わせ場所に到着。簡単に自己紹介を済ませてから早川さんの車でキベラスラムの入り口へ向かいました。大きな荷物は車の中に置かせていただくことができたので、安心でした。

 

9:10 a.m. キベラスラム見学ツアースタート。ツアーに同行し警護してくださる警官の方々に挨拶し、キベラスラムの散策をします。

途中、早川さんのお知り合いの方に話を伺いながら、マゴソスクールを目指します。キベラスラムで朝食を済ませることも可能です。ちなみに物価はめちゃくちゃ安いです。

 

10:00 a.m. キベラスラムで生活している方のお家で家庭訪問。キベラスラムでの生活の様子など教えていただきました。

 

10:30 a.m. マゴソスクールに到着。各教室を見学しながら、マゴソスクールの子どもたちと交流しました。個人的にステキだなと思ったことは、養護教室があったこと。スラムの中でも、障がいをもつ子どもたちのサポートをする環境が整っていることに感激しました。

その後、子どもたちとダンスを踊ったり、昼食を取ったりとして時間を過ごしました。マゴソスクールで作っているアフリカ布を使った商品も販売しているので、お土産を買うこともできます。

 

お昼からの予定は、キベラスラム見学ツアーの参加者で決定することができます。

  • キベラスラムの家庭訪問
  • キベラスラムの若者たちとのディスカッション
  • キベラスラムの診療所の訪問
  • マゴソスクールの子どもたちとの交流
  • キベラスラムの工房を訪問

の中から、ツアー参加者のみなさんで話し合い決定するようです。

 

僕が参加した時は、マゴソスクールの校長先生のお家を訪問し、お話を伺いました。

 

3:00 p.m. キベラスラムの村を散策しながら出口へ向かいます。その後待ち合わせ場所まで戻り解散しました。

 

簡単に表に行程表を作りましたので参考までにどうぞ!

時間 具体的なツアー中の行動 移動手段 場 所
6:30 ケニヤッタ国際空港到着 飛行機 ケニヤッタ国際空港
6:45 入国審査等    
7:30 ケニヤッタ国際空港出発 Uber  
8:45 待ち合わせ場所到着   Perstige Plaza
9:00 キベラスラム見学ツアースタート 早川さんの車 キベラスラム入口
9:10 キベラスラムを散策
※途中、キベラスラムで生活する方とお話する機会あり
徒歩 キベラスラム
10:00 キベラスラムで生活する方へ家庭訪問    
10:30 マゴソスクール到着   マゴソスクール
各教室を見学    
子どもたちと一緒にダンス    
12:00 昼食    
13:00 キベラスラムを散策   キベラスラム
14:00 マゴソスクールの校長先生へインタビュー   校長先生のお家
15:00 キベラスラムを散策しながら出口へ   キベラスラム
15:30 キベラスラム見学ツアー終了 早川さんの車 キベラスラム出口
16:00 待ち合わせ場所で解散   Perstige Plaza

 

 

キベラスラム見学ツアーの参加方法について

キベラスラム見学ツアーの開催日程は、基本的に未定のようです。

マゴソスクールを支える会のHPより

このように、【興味のある方はこちらから】と言うように直接連絡を取るスタイルです。

僕もホームページから直接連絡をして、その後Facebookメッセンジャーで詳細について説明があるといった感じでした。

 

 

キベラスラム見学ツアーの気になる費用について

キベラスラム見学ツアーの費用は、ツアー参加人数で変動するようです。

ちなみに僕がツアーに参加した際は僕を含めて3人の参加者がいたので、一人12,000 ksh(≒12,000円)でした。

 

キベラスラム見学ツアーでは、家庭訪問などに協力してくださる方やご飯を提供してくださる方々に収入が入るような収益事業となっているそうです。

また、マゴソスクールへの支援にもなるという形でキベラスラム見学ツアーが実施されています。

 

ツアーへの参加者が多ければ多いほど、一人当たりの参加費は下がるという仕組みになっています。

 

参加費の変動一覧

参加人数 一人当たりの参加費 全体の収入額
1 35,000 35,000
2 17,500 35,000
3 12,000 36,000
4 9,250 37,000
5 8,000 40,000
6 7,200 43,200
7 6,600 46,200
8 6,000 48,000

 

 

キベラスラム見学ツアーに参加した感想

マゴソスクールにて

それでは、最後にキベラスラム見学ツアーに参加した感想について書いていきたいと思います。

 

キベラスラム見学ツアーに参加して良かったこと

今回キベラスラム見学ツアーに参加してみて、単純にすごく良かったなと思います。

具体的に良かった点は

  • 日本人の方が案内してくださる安心感
  • 教育現場に訪問できる貴重な体験
  • キベラスラム見学ツアーへの参加が支援につながる

です。

 

日本人の方が案内してくださる安心感

キベラスラム見学ツアーで案内してくださる早川さんは、ケニアに在住されて31年です。

英語はもちろん、現地語のスワヒリ語も堪能でキベラスラムの方とコミュニケーションをとることにも困りません。

 

また、本来キベラスラムのような凶悪と言われるスラム街には、観光客だけでは決して入ることはできません。

早川さんが案内してくださるからこそ見れる景色なのです。

 

キベラスラムでのツアーはたくさん実施されているようですが、日本人に安心してお勧めできるのはこのキベラスラム見学ツアーですね!

 

教育現場に訪問できる貴重な体験

教育現場に訪問できるということは、とても貴重なことだと感じています。

 

僕は、大学で途上国の教育について専攻しています。なので、観光客が教育現場に訪問できるということがどれだけ貴重なことか実感しています。

 

普段は決して立ち寄ることのできない途上国での教育の現場。

テレビで見る【途上国の子ども】のイメージは変わるかもしれませんよ!

 

キベラスラム見学ツアーへの参加が支援につながる

ツアー参加費の所でも説明しましたが、キベラスラム見学ツアーへの参加がマゴソスクールへの支援になるだけでなく、キベラスラムで生活する方々への支援につながります。

 

あなたがキベラスラム見学ツアーへ参加することで、キベラスラムで生活する方々への収入につながり、貧困問題解決に少しでも貢献できるとすればお互いWin-Winではないでしょうか?

 

 

キベラスラム見学ツアーのネガティブな面

キベラスラム見学ツアーのネガティブな面としては以下の2点が挙げらるかもしれません。

  • 見学ツアーの実施日程が分かりにくい
  • ツアー参加のタイミングによって参加費が異なる

では、具体的に見ていきましょう。

 

見学ツアーの実施の日程が分かりにくい

マゴソスクールを支える会のホームページにハキベラスラム見学ツアーの実施日程が記載されていません。

 

先ほどもお伝えしましたが、これはツアー参加希望者の状況を調整しながら決定されているためのようです。

 

せっかくケニアに行ったのに、キベラスラム見学ツアーが開催されていなかった

なんてこともあり得てしまうので、事前にしっかり確認をとることをお勧めします。

 

ツアー参加のタイミングによって参加費が異なる

参加費の所でもお伝えしましたが、キベラスラム見学ツアーでは参加人数によって参加費が異なります。

 

運が良ければ安くツアーに参加でき、運が悪ければ予算を超えてしまうなんてこともあるかもしれません。

 

僕が参加した時は参加者3名で、普段より少なかったようです。

しかし人数が少なかった分、お昼からの活動内容は自由に選べました。また、早川さんから直接お話を伺うことができる機会も増えるので、結果的に良かったなと思います。

 

参加人数に関しては、ふたを開けてみないと分からないので何とも言えないですね。

 

 

アフリカへ行くなら、キベラスラム見学ツアーに参加しよう

マゴソスクールにて。

以上、アフリカ最大のスラム街と呼ばれているキベラスラムでのツアー参加を検討している人に向けて、日本人向けに行われている【キベラスラム見学ツアー】を紹介しました。

 

いかがだったでしょうか?

 

僕は、安全面言語の問題スラムに対する知識の問題など、全く心配することなくツアーに参加することができました。

 

アフリカ最大級と言われるキベラスラム。

みなさんも、一度は訪れてみてはいかがでしょうか?