ボスニア・ヘルツェゴビナの基本情報をチェックしよう~観光・旅行を快適に~
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ボスニア・ヘルツェゴビナ在住の平本 亘(@follow_me_peace)です。
この記事では、ボスニア・ヘルツェゴビナへ観光・旅行に来られる方に向けて、ボスニア・ヘルツェゴビナへ訪れる際に知っておきたい基本情報を紹介しています。
ボスニア・ヘルツェゴビナへ観光・旅行を予定している方は、是非参考にしてください。
こんな人におススメ
- ボスニア・ヘルツェゴビナへ観光・旅行予定している方
目次
- ボスニア・ヘルツェゴビナってどんな国?国の特徴
- ボスニア・ヘルツェゴビナと日本の時差・飛行時間
- 気になるボスニア・ヘルツェゴビナの物価情報
- ボスニア・ヘルツェゴビナの気候 暑くて寒い
- ボスニア・ヘルツェゴビナの公用語は3言語!英語は通じる?
- ボスニア・ヘルツェゴビナでは変換プラグが必要!
- ボスニア・ヘルツェゴビナを通ってバルカン半島一周ができる
- 基本情報を知ってボスニア・ヘルツェゴビナ観光を快適に
ボスニア・ヘルツェゴビナってどんな国?国の特徴
ボスニア・ヘルツェゴビナは、皆さんの記憶にも新しい旧ユーゴスラビアから独立した連合国家です。
1995年に終結したボスニア紛争以来、ボスニア・ヘルツェゴビナは
- セルビア系が中心となるスルプスカ共和国(RS)
- ボシュニャック系・クロアチア系が中心となるボスニア・ヘルツェゴビナ連邦(FBiH)
- どちらにも属さないブルチェコ特別区
から構成されています。
首都のサラエボや、観光名所として人気のモスタルは、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦側に属しています。
スルプスカ共和国最大の都市・バニャルカはドイツから10ユーロ(≒1200円)で行けるなど、ヨーロッパからのアクセスも良いです。
これら2つの構成国の境界線をタクシーで超えようとする際、断られたり余分な値段を要求されることもありますので、ご注意ください。
また、タクシーで移動する際は、メーターがしっかり回っているのか、確認するようにしてください。
境界線沿いでは、地雷の撤去が現在も行われている場所があります。舗装されていない道は絶対に歩かないでください。
ボスニア・ヘルツェゴビナと日本の時差・飛行時間
ボスニア・ヘルツェゴビナと日本の時差
ボスニア・ヘルツェゴビナと日本の時差は、8時間です。ボスニア・ヘルツェゴビナが日本より遅れているため、日本が20:00の時、ボスニア・ヘルツェゴビナは12:00になります。
また、ボスニア・ヘルツェゴビナでは、毎年3月の後半から10月の末までサマータイムが適用されます。
したがって、サマータイム適用時期の時差は7時間となります。
ボスニア・ヘルツェゴビナ観光のベストシーズンは夏なので、ちょうどサマータイムが適用されている時期になりますね。
日本からボスニア・ヘルツェゴビナへの飛行時間
日本からボスニア・ヘルツェゴビナへは、1~2回の乗り換えを含めて約20時間です。
残念ながら日本からボスニア・ヘルツェゴビナへの直行便はありません。
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボへは
- エミレーツ航空を利用しドバイ
- ルフトハンザ航空を利用しミュンヘンやウィーン
- カタール航空を利用しドーハ
で乗り越えするのが主要なルートです。
首都のサラエボ以外に
- モスタル
- バニャルカ
にも国際空港があります。
気になるボスニア・ヘルツェゴビナの物価情報
ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨
ボスニア・ヘルツェゴビナでは、コンベルティビルナ・マルカ(兌換マルク=KM, BAM)と、補助通貨(セントや銭に相当)のフェニングが使われています。
100フェニンガ=1KMです。
KMはユーロと1:2(≒1.95583)の固定レートで、2019年11月時点では1KM≒60円です。
紙幣は、200, 100, 50, 20, 10KMがあり、硬貨は5, 2, 1KMと50, 20, 10, 5フェニンガがあります。
ボスニア・ヘルツェゴビナの国内ではKMでの支払いが基本ですが、一部観光地ではユーロの支払いが可能な場所もあります。
ボスニア・ヘルツェゴビナでの両替
日本円からKMへの両替は、空港・銀行などで可能です。
しかし、ユーロや米ドルなどの主要通貨のほうが取り扱っている可能性は高いです。
ボスニア・ヘルツェゴビナの物価
ボスニア・ヘルツェゴビナの物価は安いです。安心して生活することができます。
また、クレジットカードでの決済も基本的に可能です。
食事代目安
- サンドイッチなどのファストフード:3~5KM程度(約180~300円)
- レストランで食事:10KM程度(約600円)
- レストランでアルコール込み:20KM前後(約1200円)
- チップ:必要なし
交通費目安(サラエボ市内)
- トラム(路面電車):1.6KM~1.8KM(約100円)
- トロリーバス:1.6KM~1.8KM(約100円)
- バス:1.6KM~1.8KM(約100円)
- タクシー:初乗り1.8KMからスタート(約100円)
サラエボの市内の交通手段は上記の4つが主流です。
公共交通機関のトラム(路面電車)・トロリーバス・バスは
- ドライバーからチケットを買うと1.8KM
- キオスクでは1.6KM
で購入することが可能です。
サラエボ観光費目安
- Saraevo City Hall:10KM(650円前後)
- War Child Museum:大人10KM(650円前後), 学生8KM(500円前後)
- Beg Mosque:3KM(200円前後)
- Sarajevo Museum:大人4KM(250円前後),子ども1KM(60円前後)
- Olympic Museum:無料
- AVAZ Tower:2KM(120円前後)
ボスニア・ヘルツェゴビナの気候 暑くて寒い
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボは、周りを山に囲まれた盆地で、夏は乾燥し暑く、冬は寒く厳しい降雪が激しいです。
観光名所となっているモスタルは、サラエボより暖かく晴れていることが多いです。
最高気温 (℃) | 最低気温 (℃) | 雨天の日数 | |
---|---|---|---|
1月 | 4 | -3 | 9 |
2月 | 7 | -1 | 9 |
3月 | 12 | 2 | 7 |
4月 | 16 | 5 | 10 |
5月 | 21 | 8 | 10 |
6月 | 25 | 13 | 10 |
7月 | 27 | 14 | 8 |
8月 | 28 | 14 | 7 |
9月 | 23 | 11 | 8 |
10月 | 17 | 7 | 8 |
11月 | 11 | 2 | 9 |
12月 | 5 | -2 | 9 |
※NOAAを参考に筆者が自作
また、冬場の大気汚染は深刻です。
首都のサラエボは、世界1大気汚染の激しい国と言われています。中国に勝る大気汚染…
ボスニア・ヘルツェゴビナの公用語は3言語!英語は通じる?
ボスニア・ヘルツェゴビナでは
- ボスニア語
- セルビア語
- クロアチア語
の3言語が公用語として使われています。
これらの言語にほとんど違いはありません。しかし、民族の威信のかかった言語を一緒にすることができないようです。
また、ボスニア・ヘルツェゴビナでは、「ボスニア語」と言うことは少なく代わりに「現地語(Local Language)」ということが多いです。
レストランや観光地では英語を話せる人が多いので、旅行・観光するには困ることはありません。
ボスニア・ヘルツェゴビナでは変換プラグが必要!
コンセント事情
ボスニア・ヘルツェゴビナのコンセントはCタイプです。
Cタイプのコンセントは、イギリスをはじめ、フランス・ドイツなどヨーロッパ諸国でよく使われているタイプです。アジアでも、韓国や中国もCタイプのコンセントですので、一つCタイプへの変換プラグを持っているといいかもしれませんね。
電圧
また、ボスニア・ヘルツェゴビナの電圧は、230ボルトです。スマホやPCには基本的にAVアダプタが付いているので、変圧器は必要ありません。
しかし、Surfaceのラップトップを使っている方は注意が必要です。Surfaceのデフォルトの充電器は日本でしか使用できないようになっていますので、ご確認ください。
ボスニア・ヘルツェゴビナを通ってバルカン半島一周ができる
ボスニア・ヘルツェゴビナは、東ヨーロッパのバルカン半島に位置しています。
ボスニア・ヘルツェゴビナの北西部と南部の国境は、クロアチアと接していて、中東からEUを目指す難民が多く滞在しています。しかし、とくに治安には影響ありません。
また東部の国境は、セルビアとモンテネグロと接しています。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、九州と四国を合わせたほどの大きさと小さい国なので、主要都市へ出かけるのにもそれほど時間はかかりません。
クロアチアやセルビアへの直通バスも運行しているため、バルカン地域の旅行・観光にも立ち寄ることができます。
基本情報を知ってボスニア・ヘルツェゴビナ観光を快適に
この記事では、ボスニア・ヘルツェゴビナへ観光・旅行に来られる方に向けて、ボスニア・ヘルツェゴビナへ来る際に知っておきたい基本情報を紹介しました。
ボスニア・ヘルツェゴビナは物価も安く近隣国からのアクセスも良いためバルカン半島を回るのに適しています。
また、深い歴史があるため博物館や歴史的建造物も多いため観光にも適しています。
この記事を参考にして、ボスニア・ヘルツェゴビナを快適に観光していただければ幸いです。