平本 亘 Official Blog

関西学院大学 国際学部に通う学生です。大学生でも応募ができる国連ユースボランティア(UNYV)でボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボにある国連人口基金(UNFPA)で活動しています。大学では教育開発を専攻しており、教育×SRHR(性と生殖の健康)という視点で、日本・世界を見ています。

欧米志向だった私が先進国以外に目を向けた理由。

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みなさん、こんにちは。

 

国連ユースボランティア(UNYV)で

約25年前まで紛争地となっていた

ボスニア・ヘルツェゴヴィナに派遣されている

平本 亘(@follow_me_peace)です。

 

 

今回の記事では

海外と言ったらアメリイギリス

 

と考えている人に是非 読んでもらいたい内容を

シェアしていきます。

 

 

大学入学時まで欧米志向だった僕ですが

 

今では

ヨーロッパ最貧国と言われるボスニアで活動をしていますし

 

かつては

ケニアウガンダルワンダといったアフリカ諸国

マレーシアボルネオ島

 

といった

先進国のイメージとはかけ離れた地域で

活動をしてきました。

 

 

 

 

目次

 

 

欧米志向だった僕

 

今現在、先進国以外に関心の目が向いている僕自身も
大学の入学時はめちゃくちゃ欧米志向でした。

 

高校3年生のころ

大学の学部選択の時期になって

 

  • 英語が得意!
  • 世界(アメリカorイギリス)で働きたい!
  • もしくはスポーツ選手の通訳をしたい!

 

という理由で

国際学という分野を選択しました。

 

中学から始めた英語は

テストではいつも高得点でしたし

他の教科と比べても良くできていました。

 

それに加えて

学校に英語を教えに来てくれる先生や

テレビに映る世界の人々は

 

  • アメリカやイギリス、オーストラリア出身の先生
  • ハリウッドで活躍するアメリカ人

などなど。

 

世界・海外と言えば

英語を話す

アメリカやイギリスなのだと考えるようになっていました。

 

 

先進国以外に目を向けたきっかけ

 

そんな僕がなぜ

先進国以外に目を向け始めたのか…

 

 

大学で見た現実

自分の英語力に自信のあった僕は

大学に入って初めて現実を見ました。

 

海外の高校に通っていた友人。

日常生活でも英語を話し

受けている講義も英語開講の科目ばかり。

 

受験勉強を通して

かなり単語力のある日本人の友だち。

 

 

学校の科目としてみていた英語が

日常的に使われている現実を見て

 

自分自身が英語を使って

世界をフィールドに戦うのは無理だと

はっきり感じました。

 

そしてまた、

英語を使って戦う必要はあるのか?

という疑問にさえもぶつかりました。

 

 

大学の講義の一コマで

 

そんなときに

講義の一コマでこんな話を聞くことになりました。

 

世界と言われて思い浮かべる国はどこ?

アメリカ?イギリス?日本っていう人もいるよね。

こういう国は先進国と呼ばれる。

 

でもね、

本当の世界の姿というのは

8割が先進国以外なんだよ。

 

そんな2割の先進国の中でも

日本はさらにトップレベルの生活水準を誇るんだ。

 

そんな日本人の何%が君たちと同じように

大学に進学できているんだろう?

約5割だね。(文科省のデータで確認済み)

 

それで

関西学院大学って日本の大学の中で何番目だろうか?

 

そう考えると

君たちは気づいていないかもしれないけれど

世界(地球上)から見ればエリートなんだよ。

 

そんなエリートの君たちは

自分の力でそうなったんじゃない。

 

他者の支えの中で生きている。

 

他者に何か還元できる人物として生きていきなさい

 

全体の2割にしか満たない先進国を

世界だと思っていた自分。

 

エリートとしてどのように生きていく必要があるのか

考えるきっかけとなった講義でした。

 

 

Borderless Japanとの出会い

 

大学に入ってTED Talkという

各国の人々のプレゼンテーションを見ることができる

アプリがあることを知りました。

 

色んな人のプレゼンテーションを聞くことに

はまってみていた時に

日本人のプレゼンターを見つけました。

 

人生の価値は何を得るかではなく

何を残すかにある

 

www.youtube.com

 

そう話していたのは

Borderless Japanという会社を立ち上げた

田口 一成さんという方でした。

 

社会問題というのは

ボランティア活動でしか解決されない。

 

というのは間違っている。

 

解決されるべき問題こそ

ビジネスで取り組むことができるんだと

初めて知り、衝撃を受けました。

 

ソーシャルビジネスと呼ばれる

ビジネス形態は

自分のためではなく

他者に何か還元することができる仕事だと

確信しました。

 

 

まとめ

以上

欧米志向だった僕が

先進国以外に目を向けた理由をみなさんと

シェアしました。

 

世界の本当の姿というのは

約8割が先進国以外だということ。

 

そんな一部にしか満たない

先進国だけを世界だと思っていた恥ずかしさ。

 

エリートとして

どのように生きていくのかを考えさせられた

大学での講義。

 

社会問題は

ビジネスで解決できると知ったこと。

 

色んな情報が集まった結果

欧米で戦うのではなく

先進国以外で他者に何か還元していく必要があると感じたのです。

 

世界と言えば

アメリカ!イギリス!日本だけ!

と考えている皆さんに

なにか考えるきっかけとなれば幸いです。